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■社会|有名クリエイター氏、セクハラを暴露される しかもまた大手広告代理店がらみだぞ

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懲りない面々、パワハラにつづき、セクハラも

ネット社会では、かつての圧力は通じない

 元電通の有名クリエイター氏は、おなじ会社(電通)の部下にセクハラを繰り返していたと暴露されてしまった。そのセクハラの内容が、屈折した人間性を表していて、とてもコミュケーション(デザイン)のプロとはいえないのが痛々しい。

加害者=元電通社員、有名クリエイター
被害者=元電通社員、作家およびブロガー

 有名クリエイターとなれば、エヌえっちケーあたりが、すぐに番組のコメンテーターなどに起用して、これ見よがしに社会問題などに意見する姿がちらほらする。今回の騒動は、それを避けられただけでも良かったかもしれない。

 今回の騒動の当事者である二人は、ともに元電通社員で、セクハラは社員時代に頻繁に行われていたようだ。(被害者の告白では)

 有名クリエイターは、屈折した性格をそのままに、被害者を深夜に呼び出しては、枕営業を示唆する発言などを繰り返したそうだ。

 一方、被害者側も、なぜ深夜に「すぐこい」と呼び出されて行っているのかが判らない。なにか、洗脳でもされていたのか。それとも、有名人にあやかりたいと思っていたか。ゲス脳で勘ぐればキリがないが…。

 ともかく、今回の騒動など、かつての電通ならマスメディアに圧力かけて一般に知られることもなく、きっと闇に葬られていたに違いない。ネット社会の浸透で、このような騒動も明るみに出るようなった。

 なぜなら、ネット以前では、マスメディアの広告媒体は電通などの大手代理店が多くを囲い込んでいたからだ。広告を人質に取られたマスメディア(新聞、テレビ、雑誌など)は、代理店の言うことを訊くしかなかった。

 しかし、時代は様変わりし、ネット社会が浸透してからは、もはや電通はじめ大手広告代理店の神通力は通じなくなってしまった。(すでにネット広告費は、テレビ広告費を超えたそうだ)

「#me too」

 最近、アメリカである女優さんが、ハリウッドの大物プロデューサーにセクハラされていたことを暴露し、ネットで「#me too」というタグ付で呼びかけをしたところ、多くの女優さんやタレントさんが、それに続いた。

 それによって、多くの男性大物業界人やタレントが、事実を認めて窮地に立たされている。ハリウッドの大物プロデューサーは、自分の会社をクビになった。

 アメリカでは、映画の創明期から、会社幹部やプロデューサーが女優をソファーに押し倒すことが公然と行われていた。

 しかし、その後俳優の権利が強くなった(エージェントのおかげ)ことで、そのような行いは無くなったと思っていたが、あにはからんやであった。

 思えば、あのマリリン・モンローでさえ、売れる前までは、映画会社幹部の〇〇を〇〇していたと言われる。マリリンは、売れ始めてようやく「これで、もう〇〇しなくていいんだわ」と言ったとか。

 〇〇の部分は、想像で当てはめてください。(以前、グーグル様からポリシー違反だと指摘を受けたので、あしからず)

 ともかく、かようにセクハラの歴史は長く、その闇は深いと言わざるをえない。


セクハラを訴えたはあちゅう氏
引用:https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/hachu-metoo?utm_term=.bmdWZqNJZ#.fdjldjRbd

はあちゅうが著名クリエイターのセクハラとパワハラを証言 岸氏「謝罪します」
「体も使えないのか?」
はあちゅうさんは2009年に慶應大学を卒業。同年、電通に入社した。中部支社に配属されたはあちゅうさんは、東京本社への異動を希望していた。

岸氏は当時、すでに本を出版し、業界で著名なクリエイター。新入社員だったはあちゅうさんにとっては、憧れる存在だった。「気にいってもらえたら、早く希望の場所にいけるかもしれないという思いがありました」

「本社に異動した頃、岸さんから『今すぐ飲みの場所に来い。手ぶらで来るな。可愛い女も一緒に連れてこい。お前みたいな利用価値のない人間には人の紹介くらいしかやれることはない』などと言われるようになりました」

「深夜に『俺の家にこれから来い』とも言われました。当時、私は田町に住んでおり、彼の自宅は浜松町だったので、歩ける距離にありました。突然電話がかかってきて、どこで何をしていようと、寝ていても『今から来られないのか』と言われました。

『寝ていました』と言うと、行かないでも許してくれることもありましたが、翌日、『お前はこの会社には向いていない。CDC(岸氏が所属していた部署)にきたら深夜対応も当たり前だぞ』と言われました」

呼び出される時間はまちまちだったという。夜10時のときもあれば、深夜1時のときも。岸氏が眠る朝方まで帰ることも許されず、月に1〜2回の頻度で自宅に誘われた。深夜だけに友人を連れて行くわけにもいかず、家に行くときは毎回1人だったという。

 なんだかよく理解できない部分(加害者はなんでそこまでするか、被害者はなんで言うことを訊くか)もある。ところで当方は、有名クリエイター氏も、おなじく「はあちゅう」さんという人も知らなかった。

 そんなに有名だったのか、とにかくこの騒動が今後の抑止となれば、とは思いますが、被害者のいう通りであれば、加害者はかなり根性がねじ曲がっているようだ、そう簡単には治らないのではないか、と感じますがいかに。

 それにしても電通は、大きな社会的問題となったパワハラにつづき、今度はセクハラだ。前述したように圧力かけて闇に葬る神通力は、もう通じなくなった。

 これには、時代の変化を感じるしかない。有名クリエイター氏は「驕る平家は久しからず」を胸に刻んで、新たなクリエイティブに励んでください。

 しかし、それがなかなか改まらないんだなー、これが。違うか。

 それはさておき、他人を批判してばかりでは、片手落ちというもんだ。そこで、自分のことも考えてみた。もしかしたら、あれはセクハラかも、という過去は無きにしもあらずであった。いやはや。

 例えば、「二の腕がプニプニだね、いいねー」とか、「ややや、胸がはちきれんばかりだ、むむむー」とか、たしか言った覚えがあるような…、そんな気がする。

 それは、いわば下ネタであったが、しかしいまでは「それはセクハラです」と言われても仕方がない。とにかく女性と会話するだけでも、セクハラを気にしてなんか疲れてしまう、そんな時代になったようだ。

ハリウッド・スキャンダル―アメリカ映画界の光と影
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