■デザイン|クルマのデザインの未来はいかに 企業は差異化を模索する

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クルマのデザインは、微妙な違いでしかない

自動車会社は、デザインの独自性で競争優位を目指す

 あまりクルマ事情には詳しくはないが、中身は別として外観のデザインだけを見ると、日本車はまだ欧州勢(とくにドイツ)には及ばないなと思うがいかに。トヨタの高級車レクサスが、アメリカで評価されているが、個人的にはダーズベイダーの口元みたいなフロントグリルが苦手である。

 新興の高級車では、テスラの外観デザインはいいなと思うが、元ネタはマセラティあたりにありそうな感じである。それでも、レクサスの奇抜さよりは、上品なティストがあり好感がもてる。

 トヨタは、新型プリウスもそうだが、何故奇抜に走るのか。それがよく判らない。よくいえば、未来志向であるが、なんか軽薄な感じが否めない。あくまで個人的な見解であり、個人差があるのは言うまでもないが。

 日本の自動車会社だけでなく、欧米勢もクルマのデザインには並々ならず力を入れているようだ。それは、クルマの外観がもたらす印象が、どこも似てきたからに他ならない。したがって、デザインの独自性を各社が模索している。

 かつて米フォードや独BMWのデザイン子会社で働いたことのあるリチャード・コン氏は、次の様に語っている。

「大量生産の効率性、規模の経済性、ブランドのグローバル化、リスク回避的な企業風土、自動車の人間工学、インフラ、規制上の制約といったこと全てが、このような(世界的に個性的な車が無くなってきている)現象と関係している」との見方を示した。(ロイター、以下リンク先より)

 そのようななかで、日本の日産自動車では、日本らしさを基準としたデザインで独自性を打ち出そうとしている。

Jポップカルチャーは日本車に個性を与えるか(ロイター)

 日本的なものを追及するのは「日本のブランドだから」と断言する中村氏は、「独自性を出していくために、自分たちの持っているDNAみたいなものをベースにやっていかないと一貫性も出ないし、自信も持てない」と説明する。

 日産のデザインでは、ジャパニーズ・ポップカルチャーから引用しようとしているらしい。とくに、ガンダムなどのアニメから発生した独特の形態に関心があるようだ。確かに、そこには日本ならではの独自性がみられる。

 トヨタがダースベイダーなら、ニッサンはガンダムで対抗ということかもしれない。かたや、アメリカのSF映画、一方は、日本のアニメという違いはあるが、どちらも歴史あるデザイン文化ではなく、エンターティメントからの引用という点が興味深いと思われる。(トヨタに関しては、あくまで推測である)

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ニッサン グリップス コンセプト

最近の自動車各社のデザイン比較

◆トヨタ

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 高級車レクサスは、上記したようにダースベイダー風フロングリルを特徴として打ち出している。最近では、高級ワゴンなども、おなじような形態を取り入れている。トヨタの高級感はダースベイダーにあるといえる。

 新型のプリウスは、従来の流線型にとどまらず、鋭角的なデザインを新たに加えている。ハイブリッドの先進性を強調したかったのか、それは知る由はないが、その趣はガンダム的ともいえる趣となっている。

◆ニッサン

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 ニッサンは、一時期デザインで独自性を打ち出していた。しかし、徐々にその効果も薄れていったように思うがいかに。たしかに、いすゞにいた中村氏がデザイン統括になってから変わったが、全体でみると統一感がないような気がする。

「ジューク」など個性的なものもあるが、セダンなどは中途半端感が拭えない。なんか、もうひとつガシッと心を鷲掴みする部分に欠けている。それがなんだか、よく判らないが、車種が多すぎるのもひとつの要因かもしれない。

◆マツダ

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 鼓動デザインを打ち出してからのマツダ車はとてもいい雰囲気である。とくに、「デミオ」と「ロードスター」のデザインは、十分に心に響くものがある。よくできたデザインと個人的には思うがいかに。

 海外でも評価は高いようであり、鼓動デザインが十分通じるのが証明された。トヨタやニッサンと比べて、車種の数が多くないのも成功の要因ではないか。全車種を通して統一感が保たれている。販売力が弱いのが難点であるが。

◆スバル

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 ひとり我が道をゆくスバルは、ある意味では独自性を発揮している。未来志向でもなく、派手でもなく、質実剛健を地でゆくデザインとなっている。それは、水平対向エンジンという、数少ない駆動部を有していることと無関係ではない。

 アメリカで好評なのは、そのエンジンや乗り心地にあると思われるが、デザインも案外捨てたもんではない。質実剛健を上品にまとめ上げた趣がある。

 派手好きな人には、少々物足りないかもしれないが、クルマのコンセプトがデザインにうまく生かされていると思われる。

◆ホンダ

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 正直、よく判らない。ホンダは何を打ちだしたいのか。それが、デザインから伝わってこない気がするがいかに。満を持して発売した軽の「N1」は売れているようだが、そのデザインにはまったく魅力を感じない。

 一世を風靡した「フィット」でさえ、年々デザインがださくなっている。くさび形のフロントグリルをしたセダンなどもおなじくである。

 とにかく、ホンダはワゴンが売れたせいで、デザインに関しては他社より出遅れた感が強い印象がする。中途半端感が拭えない。ファミリー路線でいくのか、若い人に訴求していくのか。どっちつかずと思われる。

<総括として>

 マツダ、スバルは、自社の特性をうまくデザインに活かすことができている。一方、トヨタ、ニッサンは会社の規模が大きいこともあって、また車種も多くあり、デザインのあり方に苦慮しているのが伺える。

 トヨタは、レクサスを別ブランドにしているが、まだ差別化としては十分ではないような気がするが。レクサスの特徴であるダースベイダー風デザインを、なぜかトヨタの高級ワゴンでも使われている。

 差別化すべくブランドを別にしたはずだが、中途半端はいけない。

 ホンダは、かつて日本の若者の憧れであった。しかし、昨今では地方の買い物の足となってしまった。したがって、デザインもイカすデザインではなく、無難な万人向けとなってしまった。可もなく不可もなしといった感じにあり。

 ニッサンのデザイン統括・中村氏が危惧するように、デザインの独自性が求められている。それは、いまや待ったなしの状況にあると思われるがいかに。

冒頭写真:マツダ・ロードスター

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