パスワードは一万年愛す。タイムレスなスタイルは、過去も未来も時を超えてゆく!

■書籍|都筑響一の本 視点がユニークである

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TOKYO STYLE (ちくま文庫)

都筑響一の本は、その視点が実に面白い!

都筑響一は、元マガジンハウスの編集者であった。現在は、美術評論、編集者、ルポライター、空間プロデューサー等、その活動範囲は広い。しかし、何と云ってもその名を轟かせたのは、「TOKYO STYLE」である。

これは、元ブルータス等のお洒落雑誌の編集をしていたにも関わらず、何と!超・リアルな居住空間を集めた本であった。そこには嘘偽りのない真実があった。それは、ある意味ではかつて在籍していたマガジンハウスへの当てつけのように映るが、それは穿ち過ぎだろうか。

何しろ、当時のマガジンハウスは、変調をきたしはじめていた。どこで見つけたか知らないが、見栄えだけはいい女性をできる女にでっち上げて、売り出そうというブラック広告代理店もどきの体をなしていた。その女性は、確か椎名何とかと云ったはずである。誰かの愛人であったようであるが、詳しくは知らない。

それから、断っておくが椎名林檎ではないぞ。彼女はまぎれもなくできる女である。

話が脱線したが、とにかく都筑響一である。元・編集者であるのでリサーチには定評がある。そして仕事が丁寧である。それは、ちょっと本を覗いてみれば一目瞭然である。そして大変な数の本を編集または自ら執筆している。その一部を以下にご紹介いたします。

<都築響一/経歴>
1956年、東京生まれ。「POPEYE」「BRUTUS」両誌の編集を経て、全102巻の現代美術全集「ArT RANDOM」(京都書院)、大竹伸朗作品集「SO」(UCA)など美術、デザイン等の分野で編集・執筆活動を続ける。1993年、東京のなんでもない居住空間を集めた「TOKYO STYLE」を発表。1996年「珍日本紀行」で木村伊兵衛賞を受賞。(なお、データは書籍が刊行された当時に掲載されたものです)

大阪万博―Instant FUTURE

大阪万博―Instant FUTURE (アスペクトライトボックス・シリーズ)
大阪万博―Instant FUTURE [単行本]都築 響一 (著), アルフレッド・バーンバウム (翻訳)
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<内容紹介>
幻の“ストリート・デザイン・ファイル”の名作『大阪万博』がコンパクトな新装版で復活!
EXPO’70 あるいは史上最大のレイブ。大阪万博の映像は、単なるノスタルジアとはまったく次元を異にする、なにかとてつもなく古くて新しい感覚—信じるままに突っ走ってしまうチカラそのものである。疑い、ためらうことばかり増えてしまった、世紀末の子供である僕らにとって、だからこそ大阪万博はいま、なによりも新鮮なのだ。

<BOOKデータベースより>
幻の“ストリート・デザイン・ファイル”の名作『大阪万博』がコンパクトな新装版に。

HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン

HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン
HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン都築響一 (著)
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<内容紹介>
カラオケ・スナック、秘宝館、イメクラ、賃貸部屋
―めくるめく都築ワールドの集大成!
東京の生活感あふれる居住空間を撮影して世間を驚愕させた『TOKYO STYLE』をはじめ、日本各地に点在する秘宝館やユニークなスポットを集めた『ROADSIDEJAPAN 珍日本紀行 『賃貸宇宙』 『ラブホ』 『気倒れ方丈記』 など、様々な日本のサブカルチャー、或いはアンダーグラウンドな社会の側面を抉り、多くの話題作を発表しつづける都築響一。

これまで展開してきた膨大な編集行為を包括的に紹介する「総集編」。

夜露死苦現代詩

夜露死苦現代詩 (ちくま文庫)
夜露死苦現代詩 (ちくま文庫)都築 響一 (著)
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<「BOOK」データベースより>
詩は死んでなんかいない。ストリートという生きた時間が流れる場所で、詩人とは一生呼ばれない人たちが、現代詩だなんてまわりも本人も思ってもいないまま、言葉の直球勝負を挑んでくる…寝たきり老人の独語、死刑囚の俳句、エロサイトのコピー、暴走族の特攻服、エミネムから相田みつをまで。文庫化にあたり谷川俊太郎との対談、作詞家・吉岡治のインタビューを含む長いあとがきを増補。

賃貸宇宙UNIVERSE for RENT〈上〉

賃貸宇宙UNIVERSE for RENT〈上〉 (ちくま文庫)
賃貸宇宙UNIVERSE for RENT〈上〉 (ちくま文庫)都築 響一 (著)
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<「BOOK」データベースより>
廃墟を改造した部屋、服に埋もれた部屋、赤一色に染めた部屋、異常に狭い部屋、土足でないと危険な部屋…。インテリア界に衝撃を与えた『TOKYO STYLE』で都市のリアルな賃貸生活を取材した著者が、その後9年をかけて取材した、関東関西の「大したことない人たち」の大したライフスタイル約300物件。持ち家という名の首輪から解き放たれた、狭くて広い宇宙がここにある。

以下も都筑響一の本です。とにかくたくさんあるのです。

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