■町山智宏|映画の見方がわかる本(再紹介)


<映画の見方>がわかる本 2001年宇宙の旅から未知との遭遇まで町山 智浩 (著)

その解釈の仕方が、俄然興味を掻き立てるのだ

またもや、「映画の見方がわかる本」である。これまでに2回ほど紹介したはずであるが、その内容に触れていないので改めて紹介する次第である。ただし、詳しい内容を紹介することはいたしません。

何故なら、出来れば購入して読んで頂きたいからである。再度取り上げるように、大変この本が気に入っていて何度も読み返しているのである。

この本は、よくある小難しい映画評論本とは違っている。個人的には、映画解釈本として理解している。それは自己満足の評論のような訳の判らんものではなく、資料に基づき、かつ独自性ある解釈も加えて分りやすく説明してくれるからだ。

さらには読んだ後に、これまで敬遠していた映画でさえ、「観てみようかなー」と思わせるほどに興味を掻き立てるものがある。

個人的には、何度、なるほどねー!と思ったことか。そんな魅力的な解釈が満載である。映画好きの方でまだ未読の方には、ぜひ購読することをお勧めいたします。

<町山智宏/プロフィール>
早稲田大学法学部卒業後、宝島者に入社。「宝島」「別冊宝島」「宝島30」編集部在籍。「このビデオを見ろ!」「おたくの本」「映画宝島」等を企画編集。95年、洋泉社にて「映画秘宝」を創刊。

97年、渡米。以後、アメリカ各地を転々とする。2003年現在、サンフランシスコ在住。現在の在住地、未確認です。ちなみに、在日の2世か3世の方です。

「映画の見方がわかる本」が魅力的である

町山氏の名前をはじめて知ったのは、約10年前ぐらいだろうと思う。それは、古本屋で買った「映画秘宝」であった。それがあまりに面白かったのである。それが、きっかけで名前を記憶したのである。

そして、それが「映画の見方のわかる本」に繋がるのである。なにが、そんなに良かったのかと云うとその解釈の仕方につきると思うのである。

こんなにも興味を駆り立てる解釈は、これまでお目に掛かったことはないと云っても過言ではない。だいたい、映画評論なんて小難しいことを述べて自己満足に浸ってるだけと思っていた。しかし、この本はチガッたのである。

とにかく、題名どおりに大変分りやすい。そして、収集した情報量がかい間見える。

さらに、解釈に至る論理的展開の確かさにある。分りやすく解説する難しさは、その理解力にかかっていると思うが、この人のは半端なくすごい。たぶん、そうとう頭のいい人であると思うのである。ま、それはどうでもいいことであるが…。

ともかく、この本を読むと書かれていた映画を観たくなるのである。それが、有名であればある程に新しい見方を提供してくれるのである。本書が採り上げている映画は、以下に記したとおりである。

どれも、有名どころである。一回はご覧になった人も多いのではないか。

しかし、本書を読めばきっと、いかに見方が浅かったか、気付かなかったことが多いかを思い知るのである。その奥深さに、面白さに!。

映画の見方がわかる本|レジメ

第一章 「2001年宇宙の旅」
当該ブログの一回目で採り上げています。ほとんどこの本から引用しています。特に後半のニーチェを引き合いに出して解釈する仕方が大変面白いです。よかったらご参照ください。

第二章 「俺たちに明日はない」「イージーライダー」「卒業」
70年代のニューシネマはこうしてはじまった。ニューシネマ誕生の背景とその映画製作の裏側を丁寧に解説してくれる。

第三章 「猿の惑星」
原作の猿は、日本人であった。欧米人には、アジア人はみな猿に見えるらしい。

第四章 「フレンチコネクション」「ダーティーハリー」

第五章 「時計じかけのオレンジ」
映画上映後、イギリスでは若年層による暴力事件が多発し映画の上映が禁止された。

第六章 「地獄の黙示録」
地獄の黙示録は、モンド映画だった。コッポラの苦悩と原案・脚本のミリアスのユーモラスな奔放さとの対比が面白い。

第七章 「タクシードライバー」

第八章 「ロッキー」
ロッキーが革命的作品に見える程に魅力的な解釈である。町山氏は、ロッキーを愛しているようである?。

第九章 「未知との遭遇」

町山氏のサイトでは、不定期に映画の解説をしています。

ベイエリア在住町山智宏アメリカ日記

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