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■書籍|赤い楯 広瀬隆著

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赤い楯―ロスチャイルドの謎〈1〉 (集英社文庫)

謎の金融王ロスチャイルド!

赤い楯 広瀬隆著

18世紀、ドイツ・フランクフルトの片隅のユダヤ人ゲットーに一人の巨人が誕生した。“赤い楯”を家紋とするその金貸し業者の名は、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド。各国に散った彼の5人の息子と子孫は同族結婚を繰り返し、またたくまにヨーロッパ全土の金融と産業を押さえた…。

恐るべき権力を持つ闇の一族。全地球を巻きこむカーペットが今、織り始められる。
両替商だったロスチャイルド家が、なぜ世界の王者になりえたのか。18世紀末のドイツに生まれ、世界を陰で操る闇の巨大権力。その戦略と謎を解き明かす、知的冒険の書。ロスチャイルド家全家系図付き。(書籍資料より)

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈1〉 (集英社文庫)
両替商だったロスチャイルド家が、なぜ世界の王者に!18世紀末のドイツに生まれ、世界を陰で操る闇の権力。その戦略と謎を解き明かす!

金融王ロスチャイルドとは何か?

ロスチャイルドの事をまだ知らない人に、ぜひ読んで頂きたいと思うのが本書「赤い楯」である。我々が生存していくうえで必要不可欠なものがお金である。そのお金を最大の資産とし、さらに巨大な資産を築き上げたのがロスチャイルドである。それはいまも止む事無く続いている。

現在でもユダヤ系金融の多くはロスチャイルドの何らかの影響化にあると云われている。また、その影響力は金融に留まらず、石油、鉄鋼、ダイヤ、食料、ウラン原料等々と幅広く、全地球規模で展開している。

詳しくは、ぜひ本書でご覧になって頂きたいが、いくつかのエポキング・メイキングな出来事を紹介します。まず。ロスチャイルド家が巨大化するきっかけは、ナポレオン戦争であった。ワーテルーの戦いでは、当初ナポレオン優勢の情報が流れていた、しかし、ロスチャイルドはいち早くイギリス側の勝利の情報を得ると暴落していた公債を買い占めた。

そしてナポレオン敗北後のヨーロッパではロスチャイルドは膨大な利益を手に入れたのである。日本にも関係は深い、日露戦争のおり日本には軍資金が不足していた。そこで当時の蔵相であった高橋是清が、ロンドンへと金融支援の交渉に向かう。そしてロスチャイルドの支援を得るのである。

そして関連するクーンローブ商会というアメリカの投資銀行から融資を得たのである。この様にロスチャイルドは戦争に関わる金融支援を最大の機会として、利益を巨大化してきたと云える。
上記した内容は、ほんの一例に過ぎない。本書には数々のロスチャイルドに関わる出来事が書かれている。著者の広瀬隆氏は膨大な資料(欧米の文献)を読み解き、本書を書き上げた。その知識、労力、忍耐力は並大抵ではない。ハードカバーでは上下2巻、文庫では全4巻の大長編である。

これは愛読書として手元に置くべきと考える、何故なら1〜2度読んでも理解不能なほどに入り組んだ情報が満載であるから。そして是非、あなたもこの知的探求の旅に出ていただきたいと願うのである。

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈1〉 (集英社文庫)

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