ストップ・ザ・ウオッチ!クロック?
時計をとめて カルメン・マキ
止めたくても止まらないのが、時の流れである
「ストップ・ザ・ミュージック」という楽曲を2種類紹介したが、そのシリーズという訳ではないが、カルメン・マキの「時計をとめて」を紹介する。この楽曲は以前も紹介した。しかし、そのときはアングラという60年代の現象を取り上げたものに、付録的に付けたものであった。
たぶん、あまりご覧になる人は多くないはずと思って、今回ふたたび音楽のジャンルで取り上げる次第である。この曲は、1968年にジャックスというバンドが発表したものである。したがって、カルメン・マキのはカバーということである。
しかし、これがカバーを超えた楽曲となっている。いまや、ジャックスのことなど誰も知らないだろう。もはや、カルメン・マキによって命が吹き込まれたような曲となっている。ご存知の方も多いと思うが、映画「探偵はBARにいる」のなかでエンディング曲として使われて注目された。
実は、個人的にもこの映画で彼女の歌声を聴くまでずーと忘れていたのである。だいたい、映画の冒頭にカルメンマキ本人が登場するのであるが、すぐには気が付かなかったのである。それも無理は無い、貫禄がありすぎてかつてのイメージとは違ったのである。しかし、容貌は相変わらず端正な顔立ちである。これは、けっしてお世辞とかでなく、そう思ったのだ。
回りくどい言い方でなく、綺麗といえばいいだろうと感じた方もいると思うが、たしかにそのとおり。いま、若干とまどったのである。はて?きれいだったかどうか、しかし間違いなく端正な顔立ちは健在であった。そう思う次第である。それはさておき、と書いて思ったのだが、最近はこの「それはさておき」という言葉を使い過ぎているように感じるが、如何に。ま、便利だから仕方がないか。
ところで、冒頭にストップ・ザ・ウォッチと書いたが、これはクロックなのか、どっちなんだろう。どうでもいい事だが、腕時計と柱時計ぐらい違うはずである。
この歌の場合、時計は比喩だからタイムでもいいかもしれない。なんて、思う次第である。
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