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■音楽|妖艶な魅力溢れるジャジー・ボイスの歌姫たち カレン・ソウサ、ガブリエラ・アンダース、ダイアナ・クラール

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その歌声に身を委ねると心が蕩けそうに…

 ジャズを聴いていると言うと、さぞや音楽通なのではと思われるかもしれない。ところが当方は、中高年のおじさんではあるが、最近になってようやくジャズを聴くようになった。だから、あまりジャズには詳しくない。

 ちなみに10代の頃は、中高年になったら演歌を聴くのだろうと思っていた。あにはからんや、いまだに演歌はヘビーローテーションにはなっていない。

 それはさておき、現在ヘビーローテーションになっているのは、妖艶な魅力溢れるジャジー・ボイスの歌姫たちの楽曲の数々である。日夜、そんな歌姫たちの歌声に心を震わしつつ身悶えする昨今である。

 なかでもガブリエラ・アンダースというアルゼンチン出身の女性ボーカリストがとくにお気に入りである。ジャンル的には、ジャズ、ラテンなどであるが、どの楽曲もジャジー(ジャズぽい)な雰囲気が濃厚に漂っている。

 その甘く、かつハスキーな歌声は、男ならきっと心を震わすに違いない。さらにビジュアル的にも、これまた魅力的というに十分な要素を兼ね備えている。

 このガブリエラ・アンダースを聴くようになってから、他にも魅力溢れるジャジーな歌姫はいないか、とYouTubeなどで探してみた。現代はとにかく便利である、昔ならレコード屋に足を運ぶか、音楽通に訊くかしかなかったが。

 いまではネットで検索すれば、かなりの確率で目当てのものが見つかる。そして、「ジャジーな歌姫を訪ねて三千里」とばかりに探訪した甲斐あって、幾人かの歌姫と、女性ジャズプレイヤーを発見することができた。

 ジャズに詳しい音楽通の人には、いまさらであるが、当方は前述したようにジャズには詳しくない。だから発見したという言葉が大袈裟ではなく当てはまる。それは実に新鮮といっても過言ではない出会いであった。

 そして、カレン・ソウサ、ダイアナ・クラールなどが、ガブリエラ・アンダースとおなじくらいお気に入りとなって今日に至っている。

 ほかには、歌手ではないがタル・ウィルケンフェルド(ベーシスト)、キャンディ・ダルファー(サックス奏者)なども興味深く聴く事ができた。

 すべて女性ばかりであるが、最初から意図的にそうしたのではない。気に入ったジャジーな歌手、演奏家を探していたら、たまたまそうなったに過ぎない。

 これを運命の出会いと言わずして、何をそういうかである。違うか。

<追記>
 ちなみに、女性歌手やプレイヤー以外に最近マイルス・デイビスも聴いている。「カインド・ブルー」という名盤中の名盤といわれるものである。ずいぶんと古いアルバムであるが、いまでも売れているそうだ。さすが歴史的な名盤である。

 なお、「カインド・ブルー」の論評はしない。なんせジャズには音楽通がわんさかといるので生半可なことが言えないからだ。薀蓄を語らせたら優に1時間以上かかる、そんなうるさ方の音楽通の方に論評はおまかせします。

妖艶な魅力溢れるジャジー・ボイスの歌姫たち

ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders


引用:http://www.daytradenet.com/Cool/images/2014/Gabriela02.jpg

「天は二物を与えず」というが、ガブリエラ・アンダースにはそれが当てはまらない。妖艶な容姿とその歌声はまさに天からの授かりものなり。

 シルキーボイスといわれる、その歌声を聴けばたちまち心も蕩けてくる。まるで世知辛い世の中に、一時の至福のときを与えるようだ。

 ガブリエラ・アンダースを知ったのは、「ネットゲリラ」という有名サイトであった。そのサイトの運営者は、かなりの音楽通であり、またオーディオマニアらしい。自らも音楽をしており自主コンサートもしているようだ。

 ネットゲリラを見ていなかったら、たぶんガブリエラの歌声に出会うことはなかったに違いない。そして、その他のジャジーな歌姫たちにもだ。

 それを考えると音楽との出会いは、実に不思議に思えてくる。

 ガブリエラ・アンダースは、当方の音楽遍歴に妖艶な魅力のジャジーという新たな扉を開けた、といっても過言ではない。

ガブリエラ・アンダース/プロフィール
スイス系ドイツ人の父とスペイン人の母の間にアルゼンチンで生まれ育つ。父は、ジャズ・サックス奏者で、幼いころからクラシック・ギターやピアノを習い、音楽に慣れ親しむ。ハイスクール卒業後ニューヨークへ移住し、カレッジでオーケストレーションを学んでいる。

徐々にクラブ出演やレコーディングの仕事を手にするように。サルサ界の敏腕プロデューサー、セルジオ・ジョージに出会いグローヴァー・ワシントン・Jr.やマーク・アンソニー、セリア・クルース、タリア等のレコーディングにコーラスとして参加、その名を知られるようになる。

1997年、ユニット=BELEZAの歌姫としてジョビンのカバー集「ベレーザ:ジョビンに捧ぐ」でデビュー。インディーズから発売されたのにも関わらずリリース直後に大ヒットとなる。その後、何気なく録った数曲のデモが評判を呼び、ソロ・アーティストとしてワーナーと契約。1999年、初のソロ・アルバム「Wanting」をリリース。

彼女の最大の魅力であるシルキー・タッチの歌声、ボサ・ノヴァ、ジャズ、サルサ、クンビア、ボンバ、レゲエ、ジャズファンク、タンゴ等々、多くのジャンルを見事にブレンドさせ自分のカラーにしてしまう生まれつきの才能、作曲のセンスを世に知らしめることとなった。

引用:ビクターエンターティメント/ガブリエラ・アンダース

Wanting
Wanting

カレン・ソウサ/Karen Souza


引用:http://musica-hifi.com/wp-content/uploads/2017/01/Karen-Souza.jpg

 カレン・ソウサもガブリエラとおなじく天は二物を与えたに等しい、妖艶なハスキーボイスとその麗しい容姿が実にマッチしている。

 ジャズを歌う為に生まれてきたと言っても過言ではない天性のジャジー・ヴォイスといわれ、さらにビジュアルもただならぬ雰囲気の美人ときている。

 もはや向かうところ敵なしか、とさえ思われるほどである。

 ガブリエラもそうだが、カレン・ソウサもアルゼンチン出身である。アルゼンチンといえば、タンゴが有名であるが、濃厚なまでのムードや妖艶さは生まれた環境と血のなせる技かもしれない。

 日本人では、この雰囲気を醸し出すのはかなりむずかしいと思われる。当方が知る限りでは、昭和歌謡をジャジーな雰囲気で歌う「なかの綾」さんがもっとも近いが、それでもなにか土壌が違うとしか思えない。あしからず。

 ともかく、カレン・ソウサの妖艶なジャジー・ボイスを聴いていると、お尻の下あたりがなんだかムズムズしてくる。それは当方だけだろうか。

“Feels so good – Karen Souza”(歌詞及び和訳)

No one has to tell me to love you, I just do
All the stars are shining above you, know it too
Everything you are is everything I need
You’re the one whose changed
everything I believe
And it feels so good to me

誰かにあなたを好きでいろなんて 
言われなくったってもうそうなってるわ
全ての星はあなたの上で輝いてる事だってわかってる
そのままのあなたが私の望む全て
これまで私が信じてきたこと全てを 
あなたが変えてしまったの
そしてなぜか、それがとても心地いいの

Feels so good, when you’re talking to me
Feels alright, sharing the air breath
Feels so fine to be here alone with you
And its real, it feels so good

心地がいいの、あなたに話しかけられると落ち着くの
同じ空気を吸っているだけで、こうしてあなたと2人でいると
とても素敵な気持ちになれる、本当にすごく心地がいいの

引用(一部省略):ケンジロウのブログ 〜好き勝手な洋楽の和訳とか独り言とか

カレン・ソウサ/プロフィール
アルゼンチン、ブエノスアイレス出身、匿名ヴォーカリストとしてエレクトロ、ハウスの企画アルバムに参加。エレクトロ系のPACHA IBIZAのアルバムやフランスのファッション系TVとのコラボレーション・アルバムでフィーチャーされたのが話題となる。

2006年に発表された80年代ロックのジャズ・アレンジ・アルバム『JAZZ AND 80’』が大きな話題となってジャズに転向。

2009年に自身のカルテットでブラジル・ツアーを行い大成功する。これを契機にアーティストとして活動をすべくロサンゼルスに渡りホイットニー・ヒューストン、アレサ・フランクリンらのソングライターであるパム・オーランドに師事し作曲、作詞についても学ぶ。

ビリー・ホリデイ、フランク・シナトラ、ペギー・リー等を敬愛し、ジャズのエッセンスを巧みに取り入れたセンスの良いオリジナル曲も披露する。また、自身の活動の他、THE COOL TRAIN QUARTETのリード・シンガーとしても活躍する。

引用:ビクターエンターティメント/カレン・ソウサ

Karen Souza Complete Collection
Complete Collection

ダイアナ・クラール/Diana Krall


引用:http://www.dianakrall.com/photos

 1990年代以降に最も成功したジャズ歌手の一人で、1999年から5度のグラミー賞を獲得した。夫はミュージシャンのエルヴィス・コステロ。

 ダイアナ・クラールは、正統派とか本格派とかいう範疇にあるように感じる。それはジャズをあまり知らないせいかもしれないが、上記で紹介したガブリエラやカレンなどと比べると妖艶さはそれほどでもない。

 しかし、その歌声には安定感があり安心して聴いて入られる。そして大人らしい雰囲気を存分に味わうことができる。あくまで個人的な感想であるが。

 また、いわずもがな、やはり美人さんである。声もいい、容姿もいいとはなんとも羨ましい、意外と天は人に二物を与えているようだ。違うか。

 ともかく、ダイアナを一言でいえば、実力派シンガーといえるだろう。

冒頭動画:Diana Krall – The Look Of Love

ダイアナ・クラール/プロフィール
ダイアナ・クラールは1964年11月16日、カナダはブリティッシュ・コロンビア州、ナナイモに生まれた。4歳でクラシックのピアノの練習をはじめた。15歳のときにはじめて“ギグ”に参加、レストランでの演奏だった。

1981年、奨学金を得てバークリー音楽院に入学する。一年半の猛勉強の後、ダイアナは故郷へ戻った。地元で演奏していたダイアナを、当地に来ていたベーシストのレイ・ブラウンが耳にしダイアナを協力にバックアップすることになる。

レイの推挙でダイアナはロスアンジェルスに出て、ジミー・ロウルズに師事。実力を蓄えたダイアナは記念すべきデビュー・アルバムを地元カナダのレコード会社「ジャストイン・タイム」から発売した。

「ステッピン・アウト」とタイトルされたこの作品は、まさに彼女自身を現しており、ジェフ・ハミルトン、ジョン・クレイトンというベテランにさせられたこの作品は、マニアックなファンの人気を呼んだ。

そして、三年間滞在したロスを後にして、1990年ジャズの本丸、ニューヨークに上る。1995年ジャズ専門レーベル「GRP」から「オンリー・トラスト・ユア・ハート」をリリース、この作品は、ジャズ・フィールドにおけるダイアナの知名度を一気にアップしていった。

1996年、ナット・キング・コールに捧げた「オール・フォー・ユー」を発表。この作品はビルボ-ド・ジャズ・チャート70週にわたってチャートイン、グラミー賞にもノミネートされた。

1997年「ラヴ・シーンズ」をリリ-ス、50万枚を売上げ、かつてないジャズ・ミュージシャンとなった。この作品もグラミー賞にノミネートされた。続いて発売された「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ」は全世界で200万枚を売上げ、ジャズの世界のスターから、ポピュラ-音楽界のビッグスターになった。 

引用(一部省略):ローチケHMV

Wallflower
Wallflower

おまけ/女性ジャズプレイヤー

 おまけというのは大変に失礼であるが、今回のテーマが「ジャジー・ボイスの歌姫たち」ということなので、あしからず。

キャンディ・ダルファー/Candy Dulfer

 キャンディ・ダルファーは、サックス奏者としてマドンナやプリンスのバックミュージシャンとして注目を集め評価も得ていたが、自身の音楽を追求するために袂を分かつことになる。

 その後、1989年にオランダ映画「Lily Was Here」のサントラでサックス奏者として参加、同名のタイトル曲がヨーロッパで大ヒットした。

 1990年、ファーストアルバム”Saxuality”(『サクシュアリティ』)を発表。このアルバムは米・ビルボード誌のトップコンテンポラリージャズアルバムチャートで4位を記録、ミリオンセラーのヒットとなっている。

 1997年発表の”For The Love Of You”は、トップコンテンポラリージャズアルバムチャートで2位を記録し、250万枚を売り上げるヒット作となり、ワールドツアーで14カ国を回っている。

参考:ウィキぺディアより

タル・ウィルケンフェルド/Tal Wilkenfeld

 タル・ウィルケンフェルドは、オーストラリア出身のベーシスト。14歳からギターをはじめ、17歳からベースに転向している。

 2007年にはじめてのアルバム「トランスフォーメーション」を発表。その後、チック・コリアやヴィニー・カリウタのオーストラリア・ツアーに参加。

 2007年7月にはジェフ・ベックのバンドのレギュラー・ベーシストに抜擢されて注目された。その他、多くのジャズやロックの奏者と共演している。

 ジャジーな歌姫たちをご紹介いたしましたが、いかがでしょうか。それにしても、ジャズは奥が深い。当方などは、まだほんの入り口にいるに過ぎない。

 最近になってジャズを聴くようになったと前述しましたが、実は知らないうちにジャズに関連(派生)した音楽を聴いていたことに気がつきました。

 90年代からはクラブ系のアシッドジャズを、その後もなにかとジャズに関連した音楽を好んで聴いていました。ただしジャズという意識はなかった。よく聴いていた音楽がアシッドジャズであると判ったのは、だいぶ時を経てからでした。

 それにしても演歌はいつになったら聴くようになるのだろうか。なんだか楽しみです。いつだったか、よく行く量販店のイベントで名も知らない演歌歌手が歌っていましたが、とても歌が上手くて感心しました。

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