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■音楽|真夏の出来事 平山三紀

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彼のクルマに乗って真夏の海を見に行く!

真夏にはまだ早いが、若者は気が逸る頃合いだ

今年の夏は、熱くなると気象予報士が語っていた。なんでも、場合によっては40度近くなるところもあるらしい。これは、熱いぜ!。中高年は、堪らんぜよ。しかし、若者は、熱くなる季節こそ血が滾るだろう。なんとも羨ましいぜ。と個人的には思うのであった。何故、若いときは夏になると血が騒ぐのか。

女性が薄着になるのは、もちろん関係があるだろうが。そればかりではないだろう。夏の気候が男の体に作用する何かを発しているとしか思えないのである。

さて、真夏といえば、我々中高年にとって忘れられないのが、平山三紀の「真夏の出来事」である。若者は、真夏といえばサウンド・グッドと返すだろうが、どっこい我々は違う。この歌は、「彼のクルマに乗って〜」という歌詞ではじまる。ずいぶん前の歌だから、この当時、若者でクルマを所有していたのは、金持ちのボンボンに違いない。

しかも、歌詞の内容からしてオープンカーであることが想像できる。くー、羨ましいぜ。しかし、古い恋愛映画を絵にしたような光景でもある。これは、一歩間違うとコントである。

しかも、この歌の背景は湘南らしい。なんで房総じゃないんだ。それは、当然である、房総が絵になるか!、ということである。房総半島の皆様ごめんなさい。と一応謝っておくぞ。ところで、真夏は若い女性の処女喪失の季節でもあるらしい。これは、ある人がいっておったことである。あまり信憑性はないが、納得する要因もある。

とにかく夏は熱いので、取り敢えず脱ぎたくなる。その結果当然、抱き合いたくなる。というものだが、熱いのに抱き合いたくなるか?。疑問だが、ま、いいだろう。そういうことにしておこう。と思うのである。

真夏、湘南の海、オープンカー(想像)、若い男女。しかし、出来過ぎなぐらいある種の定型が揃ったのが、「真夏の出来事」という歌である。この歌は、当時のヒットメーカーであった橋本淳と筒美京平のコンビによる作品であった。さすがである。時代の気分を切りとる才能はやはり只ものではなかった。と思う次第である。


平山三紀 真夏の出来事

■真夏の出来事 
作詞:橋本淳 作曲:筒美京平 歌:平山三紀

彼の車に乗って
真夏の夜を 走りつづけた
彼の車に乗って
さいはての町 私は着いた
悲しい出来事が 起こらないように
祈りの気持をこめて 見つめあう二人を
朝の冷たい海は 鏡のようにうつしていた
朝の冷たい海は 恋の終りを知っていた
彼の両手をとって
やさしい言葉 さがしつづけた
彼の両手をとって
冷たいほほに くちづけうけた
悲しい出来事が 起こらないように
祈りの気持ちをこめて 見つめあう二人は
白いかもめのように 体をよせて歩いていった
白いかもめのように 涙にぬれて歩いていった
悲しい出来事が 起こらないように
祈りの気持ちをこめて 見つめあう二人を
朝の冷たい海は 鏡のようにうつしていた
朝の冷たい海は 恋の終りを知っていた
I love you so much darling, but
We’re part now! Good-bye!

DREAM PRICE 1000 平山三紀 真夏の出来事

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