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■音楽|レディー・ガガという異端 アートな生命力

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ガガとは、異端の果てに辿り着いた創造力である


レディー・ガガ

ポップアートではなく、アートポップとは何故か

関連記事:レディー・ガガは大成功した今も、なぜ奇抜な格好をし続けるのか?
realsound.jp/2013/11/post-183.html

ガガのファンと言うにはほど遠い当該ユーザーであるが、何故か、今回のアルバムタイトルである「アートポップ(ARTPOP)」という名前が気になった次第である。それは、言わずと知れたポップアートという現代美術のジャンルの名称を逆に表記していたからである。これが意味するものは何かと、気になった訳である。直訳すると大衆芸術とでも意味するであろう「ポップアート」は、主に生活日常品を題材として、それを作品化したものであった。

では、「アートポップ」とは何か。芸術の大衆化、スクエア(普通、型通りな人々の意)な人々にも分かりやすい芸術表現として一般にも広めようという意味か。ポップ・アートの題材は日常生活品であるが、その作品は一般的とは言えなかったはずである。著名な作家であれば、いまや、何十億円で取引される芸術作品である。ガガの作品は高くても数千円で手に入るはずだ。ここに、アートポップの意味があるようである。

ガガは大衆に訴求するポップ・ミュージシャンである。その役割は、限られたコレクターに買ってもらうアート作品とは違うのは当然である。したがって、そこには収益性やマーケティングなどの概念が入ってくるのはやむを得ない。それでも、ガガがアートにこだわるのは何故か。それは、どうやら自分自身の異端性が創造の源であるからに違いないようだ。そして、彼女は、何かに憑かれたかのように創造している。と思うが、それは違うだろうか。


Lady Gaga Applause (Official)

ガガは、幼い頃から自分が周囲とは何かが違うと感じて育ってきたようである。多くの創造者たちがそうであるように周りに溶け込めないとか、感じ方が違うといった経験をしてきたようである。しかし、妄想を創造に結びつけるという方法に辿り着いた後は、その異端性が創造の糧となったはずである。そして、異端である自分をさらけ出すことで、より明確にアピールする度合いが強くなったのは間違いないだろう。

それは、一般的に言われる異端という個性は、スクエアな人々のなかにも実は潜在的にあるというメッセージである。スクエアな人々は、何も好んでスクエアにしている訳ではなく、その方が生きやすいからに他ならない。他人に合わせることで摩擦を少なくして生きる事、それが一般人である。それを察したのか、ガガは一般人の欲望を解き放つかのように奇抜な格好やパフォーマンスを以て表現する。彼女はいわば、日本でいうところの巫女のようなものか。

ガガ=巫女である。

これは、このテーマを書くにあたって予想もしなかった展開である。ちなみに、巫女とは以下のとおりである。

み‐こ【巫女・神子】
神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性のこと。
ガガは、自らのファンのことをリトルモンスター(怪物)というが、それは自身の分身という意味を含んでいるようである。それは、自分自身も怪物=異端であり、そのファンは小さな怪物=異端という訳である。彼女の歌はメッセージ性が強いが、それは自分自身および小さな怪物たち=異端者の心の解放を願ったものであるらしい。なにせ、彼女は巫女だから、それは当然であるのかもしれない。

11月29日(金)テレ朝「ミュージックステーション」に、レディー・ガガが出演するそうです。これは注目である!

ちなみに、当該テーマの関連記事(上段リンク)は、さすが音楽ライターと思わせる分かりやすい記事であった。当該ユーザーの文章は分かりにくいと思うので、ぜひ比較参照してみてください。

さらに進化するガガの芸術(アート)
―アートと融合し、最新型ポップ・ミュージックへと昇華した最新作!
「アート・カルチャーがポップ・カルチャーの中で生まれ変わるのよ」―レディー・ガガ

02 音楽
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