電気グルーヴは、ダンス音楽のまとめサイトのようだ!
「電気グルーヴのYouTube Music TV」第一回
http://youtu.be/ZMsEVaGvqeM
電気グルーヴのピエール瀧と石野卓球による「電気グルーヴのYouTube Music TV」は、普段、石野卓球がYouTubeを見せながら、ピエール瀧にいろいろなミュージックビデオを紹介している模様を、そのままオリジナル音楽番組としてYouTubeユーザーの皆さんにお届けしようという企画だそうです。
一回目の、テーマは”イタロディスコ&ルーツHi-NGR(ハイエナジー) “。二回目は、アシッド・ハウスを紹介しています。いわゆるダンス・ミュージックの歴史を紹介している。もっともディスコではなく、どちらかといえばクラブ系と云われるジャンルである。個人的には、ダンス・ミュージックは嫌いじゃないけど詳しくはない。
したがって、石野卓球のマニアックともいえる知識には圧倒される次第である。しかも、楽しいそうに解説しているところが、なんとも好感がもてる。
また、石野とピエールの会話が、掛け合い漫才のようでなかなか面白い。普段もこんな感じなのだろうか。古い表現だが、愉快な仲間という感じがなんとも微笑ましい。
一回目に紹介している「イタロディスコ」であるが、これは80年代にイタリアで流行ったダンス音楽らしい。個人的には知らなかったが、この音楽は、いわゆるピコピコ音とリピートが特徴である。当時の日本では、ダンスといえば、まだディスコの時代であったが、欧米ではすでにクラブというのが主流化し始めていたようだ。
そして、そこでは独自の音楽が流されていたようである。
■ダンス音楽は、パクリ、パクられ、またパクリが当たり前らしい!
石野卓球の音楽知識は、半端なく深いのである。彼が語るところでは、ダンス音楽の世界ではパクリ、パクラれは当たり前であるようだ。それは、あるジャンルが流行るとどれも似通ったことを行うからである。しかし、パクったほうもパクられた方もそれをひとつの方法論として確立した。
それが、カットアップ、サンプリング、リミックスという考え方になったようだ。現在では、それは方法論として認知されている。しかし、パクリとダンス音楽の方法論との明確な違いがよく判らないのである。残念ながら。
個人的には、もはや方法論なんてどうでもいい。それは専門家に任せておけばいいと思うのである。ともかく音楽がよければそれでよしとしたい。
この番組を観て、電気グルーヴはダンス音楽のまとめサイトのような存在かと感じた次第である。これを観た後に彼らの公式サイトをチャンネル登録しました。
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