何故か、このCMをすべて観てしまった!
YouTube動画のはじめに挿入されるCMには、いつもうざいと思っていたのである。このうざいCMなんて観てたまるか。そういう強い信念のようなものさえ芽生えていたのである。だから、常にCMを飛ばすタイミングも心得たもんである。
スキップするタイミングももどかしくCMを飛ばしていた。したがって、これまでCMを観た事がなかったのである。それが、なんと、ついに打ち破られたのである。
個人的に断っておきますが、広告主の回し者ではありません。これは間違いありません。それはさておき、何故、CMを観てしまったのか。それは、ご覧になって頂ければ、ご理解いただけるかと思います。
まず、CMの冒頭にセクシーな美女が登場します。これに目を奪われて、もう少し観てみようか。と思いつつ最後まで観てしまったのである。なんてことだ。してやられたとはこういう事ではないか?。
油断大敵とはよく言ったもんである。まさに、そのとおりであった。
しかし、このCMはよく出来ていた。さすが外人はセンスが違うと思っていたら、なんと企画やディレクションは日本人のようである。さらに、制作会社は博報堂らしい。なんてこった。さらに、広告主は日本の自動車会社であった。
<このCMの内容>
場所は、たぶんメキシコのどこか。砂埃舞う道路を疾走する四駆自動車の前方に、ヒッチハイクするセクシーな美女が現れる。
おっ、ひゅーとか言って車を止める男二人組の前に艶かしい美女が、運転させてと乗り込んでくる。運転席に乗り込んだセクシー美女は、何故か、当然かの如くドライビング用手袋を嵌めはじめた。
そして、シフトレバーをまさぐるような手つきで撫でると、いきなりバックで発進して後ろの標識かなんかにぶつかる。
それでも、おかまいなくギアを入れ直して発進すると、猛スピードでかっ飛ばす。砂埃を舞い上げながら、さらに道行く人も振り返らせながら、坂道や悪路もものともせず、何故か、火の輪も潜りながら車はかっ飛んでいく。
そして、とある場所でいきなりスピンをかけると車は急停車した。車を降りたセクシー美女は、車のフロントを愛おしげに撫でながら前方にある建物に向かった。なんと、そこは女子トイレであった。おしまい。
なんと、急いでいたのは「トイレに行きたかった」とは、なかなか洒落たオチではないか。企画した日本人もやるじゃないかと感じた次第である。
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