■映画|ゴスフォード・パーク 英国貴族の生活風景

スポンサーリンク

英国貴族とカントリー・ハウス!


映画「ゴスフォード・パーク」の撮影に使われたカントリー・ハウス

■英国には、カントリー・ハウスというお城がある!?

映画「ゴスフォード・パーク」は、英国貴族のカントリー・ハウスで起きたミステリアスな事件を、貴族の生活風景を織り交ぜながら見事に映像化した作品である。監督は、ロバート・アルトマンである。この監督は、映画への真摯な取り組みに定評があった。故に名高い俳優がこぞって、彼の作品への出演を希望したそうである。本作は、アカデミー賞の脚本賞を受賞している。

この映画は、1930年代の英国の田舎にあるカントリー・ハウス「ゴスフォード・パーク」を舞台に英国貴族とその従者たちの生活を濃密に描写している。細部にこだわったその映像は、当時の貴族世界をリアルに覗き見するような感覚である。当時の貴族は、通常生活のすべてを従者、いわゆる召使いにゆだねていた。従者がいなければ、生活が成り立たないほどであった。

そして、なにより現実離れしているのは、すべての行いに規則や規範というものがあり、それに従って日々の仕事をこなしていた。

英国貴族のカントリー・ハウスというのは、貴族が所有する土地に立てられたお城のような館である。カントリーという名前から、なにか別荘のようなイメージがあるが、実際は広大な土地を有した大きな家である。というかお城といって差し支えないはずである。所有する土地とは、いわゆる諸領地である。貴族が、そこでは王様の如く振る舞える土地である。

このカントリー・ハウスは16世紀頃からはじまったようである。なんでも、当時の女王エリザベス一世は、地方巡幸において家臣の家に宿泊するのがお気に入りだった。そこで、家臣はこぞって自分の諸領地の家を改装し豪華な邸宅を建築したそうである。

映画「ゴスフォード・パーク」は、実際にあるカントリー・ハウス(冒頭の写真)を使って撮影されている。そこには、広大な田園風景が広がっている。なんでも、カントリー・ハウスは小さなものでさえ、土地は4キロ四方あるそうである。大きなものは、その数百倍だそうだ。現在、英国には1,500棟から2,000棟のカントリー・ハウスが残存しているといわれている。

その多くは一般に公開されているそうである。これからイギリスへの旅行を考えている方は、ぜひカントリー・ハウスを見学に行かれてはいかがですか。


映画「ハリーポッター・シリーズ」の魔術学校のロケで使われたカントリー・ハウス


エリザベス一世が、2度も宿泊したカントリー・ハウス

■映画「ゴスフォード・パーク」概要

1932年イギリスの「ゴスフォード・パーク」と呼ばれるカントリー・ハウスを舞台に、貴族たちが集まる優雅なパーティの最中、突然起こった密室殺人事件の謎を解き明かす、名匠ロバート・アルトマンが贈る傑作サスペンス。出演はクリスティン・スコット=トーマス、マギー・スミス、エミリー・ワトソンほか。(アマゾンより)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

おすすめ記事