■小説自作|アイドルも楽じゃない! その5「因縁の対決」

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敵は、本能寺ではなくファミリーレストランにあり!


隠しようもないが、当該小説のモデルである指原莉乃さん!
なお、当該小説もどきは、実話を基にしたフィクションである。

アイドルも楽じゃない! その5「因縁の対決」

作:cragycloud
登場人物:アタシ(現役人気アイドル)

 アタシは、因縁の相手との対決を前に決意を新たに気合いを入れていた。そのはずであったが、何故かいまいち何を言うべきかまだ迷っていた。

 この因縁の相手とは、漫画家の先生だが、アタシのいるアイドルグループの超がつくオタクであった。この先生は、何故かアタシが嫌いらしく、いつの頃からか公然とアタシのアンチを名乗っていた。アタシのことを何も知らないくせにだ。

 特に、最近の言動はひどく度を超していた。アタシを悪魔のごとく扱い、グループを崩壊させる元凶のような扱いである。

 総選挙のときは、曰く「速報が発表されてから国債の金利が上昇し、株価が暴落した」、さらに「○○が一位になったら、日本は経済破綻する」などと暴言を吐いた。総選挙一位と株価が連動するなど聞いた事がないが、あのオッサンというかジジイにとっては、とにかくアタシを貶めたいだけなのだろう。この糞ジジイめ!。

 アタシは、表向きは穏やかにそれらの言動を躱していたが、実をいえば内面は穏やかであるはずは無かった。いくらアタシが、いじられ役のアイドルであっても、あの度を超した言動の数々には、はらわたが煮えくりかえる思いであった。

 そして、いつか見返してやると決意をしたためていたのだ。その思いは、総選挙一位となって果たしたかと見えたが、今度はアイツめ、アタシがトップのアイドルグループには興味がないとばかりに、オタクを卒業すると断言した。

 だが、アタシはそれは強がりに違いない。と感じていた。あの超のつくオタクが卒業など出来るはずがないことは、アイドルオタクのアタシが良く知っている。

 とにかく、一位になったアタシに何か嫌がらせがしたかったに違いない。なんてちっせい心の持ち主なんだ。大人のくせに。ジジイのくせに。そんなことを思いながら、ぎゃふんと言わせてやる機会をじっと待っていた訳である。

 アタシは、ヘタレと言われてもヘラヘラしていたが、以外と執念深いのだ。そして復讐心に燃える心を絶やさずに持っていた。それを果たす時がついにやってきた。

 新しいCDに同梱する特典映像として、アタシはアイツとの対談を希望したのである。そして、ついに、その日がやってきた。アタシは、撮影スタッフとともにアイツが待機しているファミリーレストランに向かっていた。ちなみに、このレストランは、CMとのタイアップである。などと考えているうちにレストランの前に着いた。

「いまから、○○先生と戦ってきます」とお店の前でカメラに向かって決意表明してみせた。しかし、顔が強ばっているのを感じていた。そして、

「何話すか、全然決めてないや」と言っていた。

「あー、○○先生が、なんとファミリーレストランにいます!」と前振りしてから、先生様に近づいて挨拶をした。このとき、すでにアタシの心は苛立っていた。アタシの発する声は、意思をそのまま反映するかのように鋭く刺をまとっていた。抑えて、抑えてと自分に言い聞かせた。

「どもー、おじゃましまーす」とアタシは言った。

「なんかあれすねー、総選挙で一位になってから、なんか可愛くなっちゃったね」と○○先生はアタシの魂胆を見透かした様によいしょをしてきた。これには、予期していなかったアタシは、クラッとした。正直、うれしいと思った。が、しかし、すぐに気を取り直していた。

「またまたー、よく言うわ。どうせ、すぐに悪口書くくせに、こわいわー○○先生」とほとんどタメグチで言ってやった。どうだ、オッサンの手には乗らないぞ。

「ところで、○○先生。アタシがセンターだとグループが崩壊するって言ってるでしょ。なんで、我慢できないんですか。アタシがセンターやるのは、どうせ1曲だけだし、我慢してください。大人なんだから、オジさんなんだからー、ちゃんとしてくださいよー」と言ってやったぞ。ジジイめ。アタシはかなりキツい口調でかましてやった。

○○先生は、

「いやー、あれだよー。仕事がー」とか言って論点をずらしてきた。コイツめ痛いところを付かれて動揺しているな。

 それからもいくつか質問して対談も後半になった頃、○○先生が自分の漫画の主人公にアタシが良く似ていると言ってきた。その漫画の主人公は、超絶のブスなんだそうだ。その超絶ブスが、価値観を変える革命を起こすという内容らしい。

 カチーン、カチーンとアタシはきていた。なんで、ここで超絶ブスの漫画とアタシを同一視する話をするか。この対談は、ここまでアタシがけっこうやり込めたと感じていたが、最後になってコイツめ隠し球を出してきた。

 くそー、結局は超絶ブス=アタシということが、印象に残ってこの対談は終わった。悔しいー、アタシの詰めが甘かったというしかない。

 この先生、伊達に歳を食った訳ではないようだ。油断がならない相手だ。しかし、相手にして不足はない。待ってろよ、いつの日か、本当にぎゃふんと言わせてやる。そんなことを対談が終わったあとに考えていた。

 この対談のあと、アタシは先生の大好きな○○ちゃんをひっぱり出して写真を取った。そしてグーグル+にアップした。どうだ、羨ましいだろうという思いを込めたつもりであった。果たして敵は、どう思ったであろうか。

アイドルも楽じゃない! その5「因縁の対決」 おわり

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