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■映画|ブルーベルベット 世にも妖しげな物語

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これは怪しい、妖しい映画である!

妖しい魅力に溢れた不思議な映画

デビッド・リンチ監督が86年(日本公開87年)に発表した、妖しい魅力に溢れた不思議な映画である。わたしは、俳優座シネマテン(六本木)でこの映画を観たと記憶している。夜遅くなっての上映ということもあり、上映終了後もその雰囲気に浸っていたと思うが、定かではない。

併設されたカフェで一緒に観た知り合いとしばらく映画について話していたことを覚えている。とにかく、その妖しい雰囲気の漂うなかで行われる出来事が、半端なく危ないのである。容赦ない暴力、性的虐待などが含まれており、公開当時は問題と話題の両方を提供していた。

特にアメリカでは、マゾヒスティックな表現に批判が集まり、常識的な美意識を持つ人々から反感を持たれたようである。

しかし、その後評価は高まり現在ではカルトムービーと化している。なお、ホラー映画ではなく、あくまでミステリー映画です。

まだ、観ていない方には、ぜひ、この妖しい雰囲気が漂う、これまで見たことがない世界を体感してほしいと思います。

また、映画の全編にわたって流れる音楽が印象的であり、映画の妖しさをさらに増幅させている。作曲は、アンジェロ・パダラメンティであり、リンチ監督とはこの後の作品でも名コンビぶりをを見せている。

ブルーベルベット|ストーリー

父親の入院を期にジェフリー・ボーモントは、大学を休学して生まれ故郷である田舎町、ランバートンに帰郷した。そんなある日、父親を見舞った帰りに、野原を通りかかったジェフリーは、そこで切断された人間の片耳を発見する…。のどかな田舎町に、欲望と暴力が渦巻く暗部が潜むミステリーがはじまる。

<主要登場人物/キャスト>
ジェフリー・ボーモント:カイル・マクラクラン
この世は不思議な所と考える大学生。

ドロシー・ヴァレンズ :イザベラ・ロッセリーニ
七号線沿いのスロー・クラブに出演する、ブルー・レディーの異名を持つ歌手。

フランク・ブース : デニス・ホッパー
極端に短気で、事あるごとに、“ファック”と吐き捨てる、暴力的な男性。

サンディ・ウィリアムズ :ローラ・ダーン
コマドリに象徴される愛と光で世界が満たされる事を夢見る、高校三年生の少女。

ジョン・ウィリアムズ :ジョージ・ディッカーソン
ランバートン警察に勤務する刑事。

ベン : ディーン・ストックウェル
フランク・ブースの仲間で、彼曰く、“粋なオカマ”。

■ブルーベルベット|Blue Velvet

<スタッフ&キャスト>
監督・脚本:デイヴィッド・リンチ
製作:フレッド・カルーソ
製作総指揮:リチャード・ロス
出演者:カイル・マクラクラン、イザベラ・ロッセリーニ、デニス・ホッパー、他
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
撮影:フレデリック・エルムス
編集:ドウェイン・ダンハム
公開:1986年9月(米)1987年5月(日本)
上映時間:121分

参考:ウィキペディアより

おまけ/第85回アカデミー賞

アカデミー賞が発表された様なので、ついでにご案内しておきます。

■第85回アカデミー賞
受賞作品および受賞者(一部抜粋)
作品賞
★『アルゴ』(公開中) ベン・アフレック監督作品
主演男優賞
★ダニエル・デイ=ルイス 『リンカーン』
主演女優賞
★ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』
助演男優賞
★クリストフ・ワルツ 『ジャンゴ 繋がれざる者』
助演女優賞
★アン・ハサウェイ 『レ・ミゼラブル』
監督賞
★アン・リー 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
脚本賞
★クエンティン・タランティーノ 『ジャンゴ 繋がれざる者』

以下は、リンチ監督作「マルホランド・ドライブ」である。

01 映画
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