■映画|28日後… サバイバル・ホラーの傑作

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不気味に静まるロンドンの風景が美しい


ウェストミンスター橋の上を歩く主人公

28日後… それはウィルスの感染からはじまった!

主人公が、病院のベッドで目覚めるとあたりは静寂に包まれていた。病室を抜け出して病院内を歩いていると、そこは何事かが起きた後のような様相を示していた。何もかもが無闇やたらと投げ出されていた。そこら中が物で溢れて足の踏み場も無いほどであった。

しかも、人の気配がない。病院の外に出てみるとさらに混乱の極みにあった。車は乗り捨てられて、バスは横転していた。あたりは物で溢れている。ポンド紙幣も無造作に捨てられたかのごとくあたりに散らばっていた。

通りを歩いても人がいない。主人公は、ウェストミンスター橋を渡り、国会議事堂の前で立ち止まる。右にはビッグベンが、左奥にはウェストミンスター寺院の尖塔が見える。橋の上は物が打ち捨てられてゴミと化している。

そして、人の気配はまったくない。

あるのは、不気味な静寂とそのなかに佇む壮麗な建物だけである。

映画「28日後…」は、上記のような内容ではじまる。最初にウイルス感染の元であるチンパンジーの脱走があるが、それはどうでもいいので飛ばした。個人的には上記したように、静まり返るロンドンの風景の中を彷徨うシーンが好きである。

まるで観光案内のごとく主人公は、ロンドンの名所を彷徨うのである。そこはひっそりと静まり返っており、主人公以外の人はいない。

それが却って壮麗な建造物の魅力を際出せている。実際には、この名所をこのような雰囲気で味わう事はないだろう。前述した名所以外にもバッキンガム宮殿、金融街の旧王立取引所、ピカデリーサーカスなどが登場する。

この映画は、謎のウィルスに感染した人達が凶暴化し、一種のゾンビとなって人を襲うという世界の終末を描いたものである。このタイプの映画では、最も有名なのは「バイオハザード」、そしてつい最近では「ワールド・ウオー・Z」などがある。これらの映画は、通常、バイオ系サバイバル・ホラーと言われるようだ。

そして、ウィルス感染で人が凶暴になるという共通項がある。ウィルスに感染した人達は、ゾンビ映画のキャラクターと遜色ない体を成している。しかし、何故かその動きは敏捷である。これも前述した作品に共通しているように感じるが如何に。

本作には、「28週間後…」という続編があるが、たしか登場人物は異なっていたはずである。まだご覧になっていない方には、是非、この2本を続けてご覧になって頂きたいと思う次第である。また、本作を観てから「ワールド・ウォー・Z」をご覧になるのもいいかもしれない。

<28日後…/ストーリー>
たった1滴の血液で感染し、人間の精神を数秒で破壊する新種のウィルスが発生した。感染者の血管は純粋な激しい怒りで溢れ、人間の声を聞いただけで相手を殺そうと襲いかかる…。28日後、ジムは病院の集中治療室で昏睡状態から目覚める。世界から何もかも消滅してしまったような静寂の中、ジムは生き残った4人の非感染者たちと共に1台のタクシーで旅立つ。未来を救えるわずかな可能性を信じて。しかし、死のウィルスより恐ろしい存在に彼らはまだ気づいていなかった…。(アマゾンより)

<スタッフ/キャスト>
28日後…(28 Days Later)
監督:ダニー・ボイル
脚本:アレックス・ガーランド
製作:アンドリュー・マクドナルド
出演:キリアン・マーフィ
  :クリストファー・エクルストン
公開:英国2002年 日本2003年

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