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■アート|蜷川実花の色彩写真

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ニナデジ

これが、蜷川実花ワールドだ!

蜷川実花の写真集および関連書籍を紹介したい。今、これを書いているパソコンの画面には、蜷川の桜が満開である。この桜を観ていて思いついた次第である。特に、個々の書籍について説明はないが、写真がすべてを物語っているはずである。

蜷川は、みなさんご存知のように演出家・蜷川幸雄の娘である。母親は女優である。ともに個性豊かな両親であると思われる。この環境から想像するに、いずれは何か創造的な仕事に携わることを運命づけられていたと思うのである。その何かが写真であった。

蜷川は、自身でも云っているが写真は天性のものであったようだ。父親の舞台は、演出も然ることながらその舞台美術の表現が特徴的である。その世界観は、まるで夢まぼろしの如くであると思うのである。

そのような世界観は、蜷川実花にもどこか相通じるものを感じる。

その色彩世界は、この世のものとは思えないぐらい現実を大きく飛躍している。それは、まさに天上の世界といっても過言ではない!と言っても過言ではない。

冒頭に紹介した「ニナデジ」は、蜷川が伝授するデジカメの撮り方教則本である。しかし、写真集半分として観た方が納得すると思うのである。

以前、蜷川実花を紹介したとき名前の漢字が違ってました。失礼しました。最近、気がついて訂正いたしました。

以下に、蜷川実花の作品集のいくつかを紹介いたします。

蜷川実花展写真集

<蜷川実花展|内容紹介>
2008年に東京オペラシティアートギャラリーで行われた展覧会の写真集。
初期作品から当時の新作まで網羅した回顧展であった。内容は、初期作品、花、金魚、旅行、人物、造化、ポートレートといった構成となっている。

蜷川実花展 地上の花、天上の色 (展覧会図録)

<桜|内容紹介/アマゾンより>
2011年3月、いつもの春と変わることなく、桜は美しく咲いていた。この年この春に命を燃やした日本の桜を、全ページ撮り下ろし! 蜷川実花が献げる、写真によるあでやかな花束。

<BOOK/データベースより>
2011年3月、いつもの春と変わらず日本の桜は、咲いていた。

桜

永遠の花

<永遠の花|内容紹介/アマゾンより>
若手写真家ナンバーワンの12冊目の写真集。2000年の旅で初めて出会った、墓地に手向けられた造花だけでまとめられた写真集。メキシコ、グアム、サイパンなどでは、死者を弔うのに、照りつける太陽に、生花では保たないから造花を使う。蜷川は、これまで何回となく旅をし、その造花を撮りためてきた。

ほとんどの写真は、強い太陽光線に輝く原色の造花のアップだが、場所が墓地であることの分かる写真も要所に配する。まるで生花であるかのような写真からはじめ、ページをめくるうちに首をかしがせるような構成になっている。きれいで、かわいくて、重たい写真集である。

<BOOK/データベースより>
恐ろしいほどの青空、暴力的な色彩。死者に手向けられた、枯れることのない花。曖昧になる輪郭、あちら側に足を踏み入れた確信、そして眩暈。かつて愛した者への記憶を、できるだけ長く持ちつづけたいと思う人々の気持ち。限りある時を終えた人々に手向けられた枯れない花、そこに込められた永遠を願う思い。

永遠の花

蜷川実花ヒストリー

<蜷川実花|内容紹介/アマゾンより>
日本中の女性から絶大な支持を集める写真家・蜷川実花を総特集。【親密対談】安野モヨコ/【子育て対談】東村アキコ/【特別寄稿】蜷川幸雄、土屋アンナ、吉川ひなの、中川翔子ほか盛り沢山!

●巻頭カラー36ページ
未発表写真で見る「蜷川実花ヒストリー」
初期作品から最新作まで—-総掲載数92点!

●蜷川実花 2万5000字 ロングインタビュー
「夢は世界征服!」
自分にとって写真は天性の仕事だと言い切る蜷川実花。
彼女にとって写真とは何なのか。
最愛の子どもが生まれて感じたこと、仕事への変化、
そして彼女が歩んできた道とは—-。

蜷川実花(文藝別冊)

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