現存する建築家のなかで最も集客効果があるようだ!
グッゲンハイム美術館アブダビ コンセプトデザイン
これは建築なのか、アートなのか!それが問題だ
フランク・オーウェン・ゲーリーは、現存する建築家のなかでも最高峰に位置するはずである。その建築は、非対称建築とか脱構築建築とかいわれている。難しいことは判らないが、その建築群は大変興味深いものがある。
実際には見ていないが、写真で見る限りにおいてもその異形さは一目瞭然である。何故、これほどまでに異形にしなければならないのか。
しかし、その形態の異形さこそ彼の偉業に他ならないのだろう。いま、お気づきになっただろうか、シャレというか駄洒落を書いてみた次第である。
それはさておき、このゲーリー先生は1929年生まれであり、今年84歳になるそうである。思ったよりお年を召した方であった。もっと若いと感じていたが、その作品がそう感じさせたのかもしれない。とにかく、その建築は、とても住みやすそうには思えないしろものである。
しかし、先生は住宅より公共建造物のほうが多いのであまり問題はないだろう。
たぶん、住む目的ではなくもっと違う事を考えて建築を設計していることが伺える。それが、何かは残念ながら知る由もないのであった。
もっとも個人的には、彼の建築物を一種のアートとして観ている。それは、なんといってもオブジェやモニュメントとしての存在感のほうが強烈だからである。彼の作る建築模型がなかなか面白い。これは、充分アートだろう。これを売り出したらきっと買い手はいるに違いない。
とくにグッゲンハイム・アブダビの建築模型が興味深い、木々の切れ端などを使い、独特の構成を巧みなセンスで魅せている。ちなみに、タイトル下の写真がその模型である。実にアートだと思わざる得ないが、如何に。
グッゲンハイムといえば、彼の建築でビルバオが有名だが、アブダビにも作っていたのは知らなかった。また、彼は、なんとティファニーと組んでジュエリーも制作している。これも、非対称であるのは言うまでもないことであった。このアイテムは、日本のティファニーでも扱っているのか。それは、知らないが、やはり高いのだろうな、と想像する次第である。
日本には、現在、神戸のメリケンパークというところに魚のモニュメントがあるそうだ。お近くにお住まいの方は、ぜひご覧になると良いかと思う次第である。
ルイヴィトン財団美術館
グッゲンハイム・アブダビ美術館
ヴィトラ・デザイン・ミュージアム
ティファニー ゲーリーのデザインシリーズ
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