それは、もうソニーではない?かもしれない
富士通の赤字、ドコモ再び転出超へ、ソニー黒字確保もエレキは不調…。今日の新聞紙面を飾っている経済ニュースはどうも先行きに不安を募らせるものばかりでした。
アベノミクス期待で為替は円安に転じ株価はリーマン前に回復と好転を続ける市況ではありますが、実態反映は果たして可能なのかと、不安を感じさせるニュース群ではあります。結局、好転ムードが盛り上がろうとも、実態が伴わないならデフレ脱却も景気回復も望み薄で、“アベノバブル”は一瞬で潰えてしまうと思うのです。
本当の勝負はこれから。大手企業各社が、円安の恩恵にとどまらない実態回復をどう見せるかであると思うのです。(大関暁夫/2013年02月08日 より抜粋)
以下の内容は、『ウォークマン』の開発に携わった大曽根氏という方のチームで唱えられていたものだそうです。
ソニーの『開発18か条』
第1条:客の欲しがっているものではなく客のためになるものをつくれ
第2条:客の目線ではなく自分の目線でモノをつくれ
第3条:サイズやコストは可能性で決めるな。必要性・必然性で決めろ
第4条:市場は成熟しているかもしれないが商品は成熟などしていない
第5条:できない理由はできることの証拠だ。できない理由を解決すればよい
第6条:よいものを安く、より新しいものを早く
第7条:商品の弱点を解決すると新しい市場が生まれ、利点を改良すると今ある市場が広がる
第8条:絞った知恵の量だけ付加価値が得られる
第9条:企画の知恵に勝るコストダウンはない
第10条:後発での失敗は再起不能と思え
第11条:ものが売れないのは高いか悪いのかのどちらかだ
第12条:新しい種(商品)は育つ畑に蒔け
第13条:他社の動きを気にし始めるのは負けの始まりだ
第14条:可能と困難は可能のうち
第15条:無謀はいけないが多少の無理はさせろ、無理を通せば、発想が変わる
第16条:新しい技術は、必ず次の技術によって置き換わる宿命を持っている。それをまた自分の手でやってこそ技術屋冥利に尽きる。自分がやらなければ他社がやるだけのこと。商品のコストもまったく同じ
第17条:市場は調査するものではなく創造するものだ。世界初の商品を出すのに、調査のしようがないし、調査してもあてにならない
第18条:不幸にして意気地のない上司についたときは新しいアイデアは上司に黙って、まず、ものをつくれ
上記内容には、失礼ながら現在のソニーには感じられない、意気込み、滾る情熱が満ちている様に感じられます。ホントに失礼ですが、そう思います。
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