その街の記憶を、いまあなたに
なんの魅力もありませんが、あなたも訪ねてみませんか
■「失われた界隈ツアー」とは何か!
いま地方ではかつて栄えた界隈が、みるも無惨にも寂れ果てています。かつては人が集まり賑わいを見せた商店街も、いまではシャッター街となりました。そして、そこでは人の姿さえ見るのもまれとなっています。
そこには見るべきものは何もなく、あるのはうら寂しい雰囲気が漂う静寂感だけである。しかし、そこはまぎれも無く、遠く過ぎ去った日々には人が集い賑わっていました。その面影は、建物の壁や柱に経年した染みとなって記憶を残しています。
常識的には、わざわざそれを見てもなんら楽しいことはない。
むしろ、つまらないもの、それが失われた界隈であるのは間違いない。
しかし、逆説的にいえば、つまらないもの、価値のないものを体感する事で、現在が見えてくることもあるかもしれない。そんなことを考えました。
そして…
この「失われた界隈ツアー」というものを思い付いた次第です。
具体的には、
■失われた界隈ツアー/概要
<基本コンセプト>
地方のかつては中心街だった界隈が、いまどうなったかを探訪していきます。
なぜそうなったか、その歴史的背景をアテンダント(案内人)が説明しながら、界隈を散策し、同時に撮影(自由に)をしていきます。
目的…経済的価値が東京に一極集中するなかで、地方の現状を垣間見る、体感することで日本の未来を想像してみようという試みにあります。(多少大袈裟ですが、企画の基本はなんだかなーという発想です)
撮った写真は、ブログやSNSで拡散して頂きたいと考えます。
なお、「界隈」ですから、歩きで廻ります。ルートの素案は、以下の通りです。
<ルート素案/当該ユーザー出身地を参考>
・賑わいの中心だった駅からスタートする
・かつての中心街のシンボルを見にいく
・シャッター商店街の通りをそぞろ歩く
・通りに人がいない雰囲気を体感する
・すでに退去した有名デパート跡地を訪れる
・昭和の匂いが微かに残るビルを見にいく
・かつての賑わいはない、うら寂しい海辺の公園を見にいく
・埋め立てられた海岸から、遠くに見える工場群を覗き見る
・昭和の匂いを残す老舗甘味店で休憩しながら、寂れた雰囲気を味わう
・撮り鉄なら喜ぶであろう、待機する電車が集まるJR車庫を訪れる
・宅地開発からぽつんと残された山の頂上から、街の様子を見る
等々…。
まだあると思われますが、とにかく観光としてはなんの魅力の無い場所ばかりを廻るツアーとなっています。このツアーの目的は、そこに意味があるのは言うまでもありません。(実はどこにニーズがあるかよく分かりません)
なお上記の事例は、当方の出身地を想定したものです。ご了承ください。
※千葉県K市、バブル崩壊後日本一地価が下がったと言われた曰く付きの地方です。
現在、まだ考慮中であり、実現するかどうかは薮の中です。参加する人がいるかどうかも分かりませんが、とりあえず、一回は試しにやってみようかと思っています。当然、場所は当方の地元になります。アテンダントもおなじくです。
ただし、当方はあまり地元の事情に詳しくない。そこで事前に下調べする必要がある。これが、少しやっかいだと思っています。
賑わいを見せていた頃、昭和の何年だろうか?(冒頭写真と同じ通りの昔の様子)
<初回で考えている参加要項、他>
・基本無料 だれでも可
・募集人員もとくになし(募集はネットで)
・一人でも実施する
・事前予約とする(アテンダントの都合)
・実施日:土曜、または日曜(基本休日のみ)
・時間:たぶん半日で終了(想定:10時〜午後2時ぐらい)
・基本資料配布(A4サイズ2〜3枚程度、無料)
とにかく、普通に考えれば、面白いはずはない。それでも興味のある奇特な人達の参加があればと願うばかりです。(そのような人達がいるか、皆目検討が付きませんが)
以上、「失われた界隈ツアー」の素案でした。あくまで、まだアイデアでしかないことをご了承ください。(当サイトユーザーより)
追記:シャッター街通り、中心街の空きビル、空き室の活用方法として、現代美術のアートイベントでも開催すれば街の活性化になるのではないか?。もし、村上隆(無理筋か)または、同等クラスのアーティストにシャッター街等を作品化してもらった場合、かなり集客が見込めるはず。ただし、人は集まっても街の収益になるかは分からない。(界隈ツアーと合わせて、これも構想していきたい)
行政や公共交通のJRなどが協力して、それを行えばかなり宣伝効果はあると思われる。問題は、どこが費用を出すか、そしてその後どうするかである。残念ながら、いま当方にそのアイデアはありません。
冒頭写真:K市のかつての繁華街の現在の姿
……………
なお、これが実現するかどうかは、当方次第です。元気ならやるし、そうでなけれな先延ばしとなります。あくまで、いまこんなことを考えています。という程度であるとご理解頂ければ幸いです。
何かご意見があれば、問い合わせからどうぞ!
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